ZFは1月15日、同社の電動パワートレインが燃料電池バスに初めて搭載された、と発表した。
この電動パワートレインは、ZFが開発した「AxTrax AVE」と呼ばれる電気式ポータルアクスルだ。電気駆動軸は、ハイブリッドや燃料電池と組み合わせることも可能で、バッテリーによって、電力を供給することもできる。
ZFのAxTrax AVEは、フラットなデザインが特徴だ。これによりバスメーカーは、バスの車内のデザインの設計の自由度が増すという。また、ZFはシステムサプライヤーとして適切なハードウェアとソフトウェアを提供することで、駆動系システムのパフォーマンス、効率、およびサービスライフサイクルを最適化している。
ZFによると、AxTrax AVEは、英国のバスメーカー、ADL社の二階建ての燃料電池バスに搭載された。すでにこの二階建ての燃料電池バスは走行テストを開始しており、ZFは、テストでも高い効率で作動した、としている。