スズキ スイフトスポーツ、「JFEトポロジー最適化技術」を採用して軽量化

最適化の適用部位(フロントダッシュサイド)
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JFEスチールは1月9日、「JFEトポロジー最適化技術」がスズキの『スイフトスポーツ』で部品形状を設計する手法として採用されたと発表した。

自動車のボディは薄鋼板からなる数百もの部品をスポット溶接で接合している。数多くの部品に荷重が伝達する中、荷重の流れが複雑に変化するため、車体軽量化や剛性、操縦安定性、衝突安全性能などの面で優れた部品を設計するのは多大な時間や労力がかかっている。

トポロジー最適化技術は、与えられた設計空間から要求される特性に必要な要素を残存させ、最も効率のよい材料の分布を求めることができる解析方法。今回採用された「JFEトポロジー最適化技術」は、設計空間を車体の一部として組み込んで解析することで、車体全体の荷重伝達を考慮した正確な伝達計算が可能となり、少ない重量で車体の衝突安全性能を効率的に向上させる最適な部品形状を作成することができる。

今回、トポロジー最適化の解析プロセスを、JFEスチールが初めて薄板からなる量産車体で衝突安全性の要件を満たす部品形状の最適化に応用した。「JFEトポロジー最適化技術」を用いて設計することによって少ない部品重量で最大の衝突安全性能向上を達成したという。

《レスポンス編集部》

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