日本勢もお馴染みといえる面々が挑戦している。まず四輪の市販車部門には同部門6連覇を目指す「TEAM LAND CRUISER TOYOTA AUTO BODY」が2台のトヨタ『ランドクルーザー200』で参戦。うち1台には昨年、ドライバーとしての自身初優勝を果たした日本人選手、トヨタ車体の社員ドライバー・三浦昂(あきら)が今年も継続して搭乗する(三浦のコ・ドライバーはL. リシトロイシター)。
トラックのカテゴリーに挑むのは「HINO TEAM SUGAWARA」だ。日野『レンジャー』を操るドライバーは菅原親子。排気量10リットル未満クラスでの10連覇を狙い、カテゴリー全体での上位進出も目指す菅原照仁と、その父で大会最多連続出場記録を更新中の77歳・菅原義正である(コ・ドライバーは照仁車が羽村勝美、義正車が櫻井亜仁)。
二輪では「Monster Energy Honda Team」が最注目の存在。ワークス復帰7年目、悲願の“復帰後初の総合優勝”は今度こそ達成されるだろうか。ホアン・バレダ、ケビン・ベナバイズら5人が『CRF450 RALLY』に跨り、17連覇中という絶対王者KTM勢の牙城を崩しにかかる。
四輪の上位戦線に目を向けると、今年はプジョーがワークス参戦をしていない。総合優勝争いはMINI JCW Buggyを主機に戦う「X-raid」勢と、『ハイラックス』を走らせる「TOYOTA GAZOO Racing SA」勢を中心に展開されそうだ(TGR-SAは南アフリカがベースの陣営)。