ジャンルごとで、いろいろなブランドからさまざまなタイプのカーオーディオ製品がリリースされている。その中からマイベストを見つけ出そうとするとき、なんとも言えない楽しさを味わえる。その楽しさをより深いものとしていただこうと、当コーナーをお贈りしている。 現在は「スピーカーケーブル」のトレンド分析を行っている。 ところで以前、「ラインケーブル」のトレンド解説をするにあたり、ロシアのカーオーディオケーブル専業ブランド“チェルノフケーブル”を題材にした。その流れで「スピーカーケーブル」についても同社の製品を例に取り、“傾向と対策”を考察していこうと思う。 さて、“チェルノフケーブル”は「スピーカーケーブル」を4タイプ擁している。その中での最エントリーモデルは、『STANDARD』だ。太さ違いで2タイプが用意されていて、価格は1mあたり560円と950円(ともに税抜)。同社に対しては“ハイエンド”というイメージを抱いている方も多いだろうけれど、「スピーカーケーブル」のエントリー製品は、至ってリーズナブルだ。「スピーカーケーブル」はこのように、エントリー機は結構手頃だ。 なお当機のフォルムを写真で確認すると、見た目のイメージもシンプルそのもの。ルックス的にもまさしく“スタンダード”な仕上がりとなっている。 ところで「スピーカーケーブル」は、太さによっても音質が変化する。価格と取り回し性も鑑みながら、太さについても考慮して、総合的にチョイスをするといいだろう。ちなみに、低音ユニット用には太めのケーブルが使われることも多い。使い方も考えながら選考したい。 続いてはサードグレードとなる『ORIGINAL』を見ていこう。当製品も『STANDARD』と同様に太さ違いで2タイプが用意されていて、1mあたりの価格は1320円と1810円(ともに税抜)。 やはり価格がひとケタ上昇すると、仕上がり感もぐっと高級になる。導体素材も相応に上質になり、かつ被覆の構造も2重になっていて、より手間が掛かっていることを見て取れる。「スピーカーケーブル」もグレードが上がるにしたがって、当然ながら構造が複雑化していく。ノイズ対策、振動対策、熱対策、さまざまな工夫が盛り込まれていく、というわけだ。 今回は以上だ。次回も同社の製品を例に、「スピーカーケーブル」のトレンド分析を継続する。お楽しみに。
「スピーカー交換+サブウーファー追加」で、迫力&感動力が劇的向上![初めてのカーオーディオ“とっておき”をプロが提案] 2025年9月15日 愛車の音響システムのサウンドクオリティに不満を抱いているの…
小さな車体に大きな感動! スペーシアカスタム×carrozzeria Xの勝利方程式[Pro Shop インストール・レビュー]by AUDIO.VISUAL.SECURITY FIST 後編 2025年9月13日