ホンダの米国法人、アメリカンホンダは10月2日、2018年1~9月の米国新車販売の結果を発表した。総販売台数は120万6997台。前年同期比は2%減だった。
全販売台数120万6997台の内訳は、乗用車が前年同期比9.4%減の55万5618台と、減少傾向。一方、SUVなどのライトトラックは、5.3%増の65万1379台と好調を保つ。
ホンダブランドの1~9月実績は、前年同期比2.2%減の109万2514台。乗用車系では、『アコード』が21万5299台を販売。前年同期比は、14.2%減と2桁の落ち込み。『フィット』は3万2934台にとどまり、前年同期比は17.8%のマイナス。『シビック』は1~9月、アコードを上回る25万5036台を販売。しかし、前年同期比は10.3%のマイナスと落ち込む。
ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)系は、主力車種の『CR-V』が、27万7621台。前年同期比は1.2%減だった。中型SUVの『パイロット』は、42.4%増の11万9901台と大きく増加。日本仕様とは異なる北米専用ミニバンの『オデッセイ』も、前年同期比5.3%増の7万9289台と堅調だった。『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は、前年同期比5.5%減の6万9979台。ピックアップトラックの『リッジライン』は、前年同期比14.2%減の2万2804台にとどまった。
また、ホンダの電動車両の販売は、米国でのガソリン価格の上昇を受けて好調。『アコード ハイブリッド』、『インサイト』、『クラリティPHEV』の3車種の販売が新記録を打ち立てた。
ホンダの2017年米国新車販売は、過去最高の164万1429台。前年比は0.2%増と、3年連続で前年実績を上回っている。