デンソーテン、クラウド型タクシー配車システムにAI活用の乗車需要予測を追加

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500m四方ごとに30分間の予測を端末に表示
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  • タクシー乗車需要予測サービスのサービスフロー
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デンソーテンは8月2日、AIを活用して乗車需要予測結果を定期的に提供する「タクシー乗車需要予測サービス」の販売を開始した。

新サービスは、デンソーテンが提供する「クラウド型タクシー配車システム」で、NTTドコモのリアルタイム移動需要システム「AIタクシー」を利用可能としたもの。AIタクシーは、広域における人数分布の移動による変化をリアルタイムに把握できる人口統計データと、タクシー運行データなどを元に、AIを用いて未来のタクシー乗車需要を予測するシステムだ。

NTTドコモは、東京無線協同組合との東京での実証実験などを通じてAIタクシーを開発、2月15日よりサービスを開始。デンソーテンはタクシー配車システムで培ったノウハウ、およびNTTドコモと東京無線協同組合と実施した同サービスの実証実験で収集した乗務員の声などを反映し、よりわかりやすく情報を提供できるアプリケーションを開発した。

新サービスでは、乗務員のタブレットやスマートフォンに予測をわかりやすく表示し、直感的に把握できるインターフェースを採用。30分以内で移動できる地域をデフォルト表示し、流し営業にも活用しやすいようにした。また、需給予測結果と事業者ごとのリアルタイムな空車車両の位置情報を組み合わせることで、より的確な需要情報の提供も可能。将来はナビ(ルート案内)と組み合わせた高需要ポイントへの誘導で効率的な運行もサポートする予定だ。

デンソー店では、東京無線協同組合、日本交通、熊本タクシー向けにサービスを開始。引き続き、高いシェアを誇るタクシー配車システムの納入実績を生かし、様々なタクシー事業者に同サービスの導入を提案していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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