4連覇をめざして2018年の鈴鹿8時間耐久ロードレースに臨むヤマハ発動機。「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」(ファクトリーチーム)の中須賀克行選手は「手応え充分」と、ここまでの準備に自信を見せた。
ヤマハ発動機は7月24日、東京・六本木の東京ミッドタウンで、ファンイベント「2018 YAMAHA SUZUKA SPECIAL EXHITION『R/evolution』」を開催、ヤマハライダーがトークショーに登壇した。
中須賀選手「マシンは去年から基本変わってないので、なじむのが早かった。また、チームメイト2人がパワーアップして帰ってきてくれた」
そのチームメイトはアレックス・ローズ選手とマイケル・ファン・デル・マーク選手。
ローズ選手「ここまで順調、去年より調子いい。私は鈴鹿で2回勝っている。おいしいご馳走は何度でも食べたくなるように、また優勝を味わいたい」
マーク選手「今年のマシンは最初から速いし、開発は安定している。順調に仕上がっているので、勝つ自信がある」
モビリティ技術本部MS統括部長兼モビリティ技術本部MS統括部MS開発部長の辻幸一氏は、マシンの開発について好調を伝えた。
「熟成の方向。大きな変更点は2か所だけで、ホイールが16.5インチから17インチになった。これはルール変更。もう1か所は、給油をスタイル変えた。給油口のデザインを少し変えた。レースでは注意して見てほしい。総じて、テストでは思った通りできている」
吉川和多留監督はレースの展開について接戦を予想する。
「ホンダもファクトリーチームが復活し、カワサキもスーパーバイク世界チャンピオンのジョナサン・レイを呼ぶなど必勝体制。だから接近戦になるのではないか。駆け引きでどうなるかわからないところもあるが、220周まで視野に入れている」
辻統括部長「ヤマハは4連覇を目標に頑張る。現地に来て応援してほしい。東京から鈴鹿は遠いけど、途中の磐田でもライブビューイングをやる。それでも行けないと言う人は、ライブ中継で応援してほしい」