F1第7戦カナダGPの決勝レースが10日、モントリオールのジル・ビルヌーブサーキットで行われ、ポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテル(レッドブル)が一度もトップを譲ることなく優勝を飾った。第6戦終了時点でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ダニエル・リカルド(レッドブル)が2勝ずつと、3者3チームが互角の状態で進んできた2018年シーズン。ドライバーズランキングは上位入賞回数の多いハミルトンが首位でカナダGPを迎えた。決勝レースはランキング逆転をねらうベッテルがポールポジションからスタート。そのまま後続を寄せ付けることなくポールトゥウィンを飾り、ドライバーズランキングもハミルトンを1ポイント上回りトップに浮上した。2位はバルテリ・ボッタス(メルセデス)。レース終盤に2位をねらったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)はわずかに及ばず3位。4位にはダニエル・リカルド(レッドブル)が続き、ハミルトンは5位でフィニッシュした。トロロッソ・ホンダはパワーユニット交換のペナルティで19番グリッドスタートとなったピエール・ガスリーが11位。ブレンドン・ハートレーはスタート直後にクラッシュ。幸い体に異常はなかったが、1周目でリタイヤとなった。なお、決勝レースは予定通り70周走りきったが、チェッカーフラッグが早く振られるアクシデントがあり、68周終了時点の結果が採用された。カナダGP 決勝結果1. セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)2. バルテリ・ボッタス(メルセデス)3. マックス・フェルスタッペン(レッドブル)4. ダニエル・リカルド(レッドブル)5. ルイス・ハミルトン(メルセデス)6. キミ・ライコネン(フェラーリ)7. ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)8. カルロス・サインツ(ルノー)9. エステバン・オコン(フォースインディア)10. シャルル・ルクレール(ザウバー)11. ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)12. ロマン・グロージャン(ハース)13. ケビン・マグヌッセン(ハース)14. セルジオ・ペレス(フォース・インディア)15. マーカス・エリクソン(ザウバー)16. ストフェル・バンドーン(マクラーレン)17. セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)以上完走