ミスター・ルマン門下生が走るロードスターパーティレース…筑波フェス2018

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ロードスターパーティレースIII(筑フェス)
  • ロードスターパーティレースIII(筑フェス)
  • ロードスターパーティレースIII(筑フェス)
  • ロードスターパーティレースIII(筑フェス)
  • ロードスターパーティレースIII(筑フェス)
  • 鎌倉選手と寺田監督
  • ロードスターパーティレースIII(筑フェス)
  • ロードスターパーティレースIII(筑フェス)
  • ロードスターパーティレースIII(筑フェス)
5日、「筑フェス」(筑波サーキット・カーフェスティバル2018)において、ロードスターパーティレースIII 東日本シリーズ第1戦が開催された。ND-Sクラスでみごと優勝したのは、ミスター・ルマンこと寺田陽次郎選手が率いるチームテラモス 鎌倉裕貴選手だった。

寺田陽次郎といえばルマン24時間耐久レースに29回の出場記録を持ち、ルマンレースの主宰クラブであるACOの理事も務める日本を代表するレーシングドライバーの一人だ。現在も、数々のモータースポーツ活動の他、SOKという東日本大震災の被災児童支援プロジェクトでは、毎年10名ほどの子どもたちをルマンに招待する慈善活動などにも力を入れている。

もともと東洋工業のレーシングドライバーで、マツダ車でのレース実績も豊富な寺田選手は、マツダとも縁は深い。ロードスターパーティレースIIIでも2015年からチームテラモスの監督として、若手にレースの楽しさを伝えている。

チームテラモスは、現在4名のドライバーが所属している。現役の医師、世界的なバイオリニスト、レストランのシェフなど多彩な本業を持つドライバーが多いが、今回優勝した鎌倉選手はチーム最若手で、唯一プロレーサーを目指している有望株だ。昨年はロードスターパーティレースIII北日本シリーズを闘っており、シリーズチャンピオンを獲得している。2018年は寺田監督の勧めもあり、激戦区である東日本シリーズでの参戦となる。

ロードスターパーティレースIIIは、マツダ『ロードスターNR-A』(モータースポーツベースグレード)によるワンメークレースだ。ナンバー付車両による競技のため、改造範囲は安全装備を中心に最小限のとどめられる。車両のイコールコンディションは徹底され、あくまでドライバーの腕による勝負となる。

寺田監督に「たぶん、GT選手権(改造車カテゴリー)のドライバーでも簡単には勝てない」と言わしめるほど難しい。腕以外の部分では、空力とサスペンションセッティングがものいうレースだ。競技は、15分の予選走行後、15周の決勝レースで争われる。

この日のレースが2018年東日本シリーズの初戦となる。ゼッケン56のロードスターを駆る鎌倉選手は予選走行で4番手タイムとまずまずのポジションを獲得した。決勝レースでは、スタートからほぼ周回ごとに着実に順位をあげていく。レース前半は2位でチャンスを待つという展開だ。後半に入る7周でついに1位になるとそのままのペースを維持し、みごと1位でフィニッシュ。チームテラモスは、シリーズ初戦を幸先の良い形で終えることができ、寺田監督も満足気だった。

最後に、寺田監督にロードスターパーティレースIIIの魅力と、なぜ取り組むのかを聞いた。

「このレースは、普段の足に使う車でレースができる楽しさ、腕を磨く楽しさに加えて、ロードスターというスポーツカーでできるのがいいと思う。パーティレースに取り組むのは、モータースポーツを通じて、自分の52年のレース経験を若い人に役立てたいから。モータースポーツを通じて、いい男を育てたいと思ってやっている」
《中尾真二》

編集部おすすめのニュース

特集