チーム無限 マン島出場選手交代、2人体制に縮小

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
ジョン・マクギネス選手
  • ジョン・マクギネス選手
  • マクギネス選手とともに無限の連覇記録を樹立したブルース・アンスティ選手

エムテック(M-TEC)率いるチーム無限(TEAM MUGEN)は27日、英国王室領マン島で5月下旬から始まるTTレースの参戦体制を見直す発表をした。

変更のポンインとは2つある。1つは参戦マシンを3台から2台に縮小することだ。2つめのポイントは、2人の選手に代わる新たなライダーに、マイケル・ルター選手を迎えたことだ。

体制変更の原因は選手の欠場だ。1号車予定のブルース・アンスティ選手が病気の治療のため年内のレース活動を断念したこと。また、ジョン・マクギネス選手も昨年の負傷が完治せず、TTレースの全クラスで出場を取りやめた。チーム無限が出場するのは、EVレーサー神電によるCO2排出ゼロのゼロチャレンジクラスだ。

2人の選手の欠場は、チーム無限にとって大きなダメージだ。マグギネスは無限に初優勝をもたらした立役者である。2台体制で加わったアンスティは、マクギネスと共に4連覇に貢献した。2018年を戦うリー・ジョンストン選手は、電動レーサー「神電」では初出場となる。

ただ、新たに加わるルターは、2011年~2013年までTTゼロチャレンジクラスに出場。モトシズのEVマシンで、無限のライバルとして戦っている。

「経験豊富なルター選手が参加してくれることで、神電プロジェクトがさらに飛躍することを期待する」(チーム無限)

今年のチーム無限は神電六を改良した「神電七」で出場。5連覇を目指す。また、立ちふさがるスピードの壁である時速120マイルを超えを目指す。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集