トヨタ自動車の中国法人は4月25日、中国で開幕した北京モーターショー2018において、2020年までに中国市場へ新たな電動車10車種を追加投入すると発表した。
トヨタは2015年から、ハイブリッド用トランスアクスルを、トヨタ自動車(常熟)部品有限会社で現地生産。電動車用の主要コンポーネントの現地生産体制の構築を、現地パートナーやトヨタグループ一体となり、進めてきた。
今後は、新中源トヨタエナジーシステム有限会社と科力美オートモーティブバッテリー有限会社において、ニッケル水素電池モジュールの生産能力を、2020年には22万基まで増強する計画。現地での電動車のさらなる需要増に対応していく。
トヨタはまた、電動化の加速に向け、中国での電動パワートレーンの現地開発と生産体制を強化。開発面では、中国の研究開発拠点のトヨタ自動車研究開発センター(中国)有限会社内に、電動車のための電池パックを評価する電池試験棟を2020年に稼働させる予定。生産面においても、2020年のEV導入を念頭に、順次現地での生産体制を整えていく方針。
トヨタの中国法人は、世界で最も電動化が進むこの中国で環境戦略を全方位で、着実に、自信を持って進めていきたい、としている。
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