リニューアルした鉄道博物館の車両展示ゾーンがオープン…映像や音、光で車両を体感 4月26日から

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車両ステーションリニューアルの核となる「車両ステーションパノラマシアター」のイメージ。戦前の蒸気機関車やかつての食堂車の様子など、鉄道博物館が収蔵している貴重な映像も見ることができる。
  • 車両ステーションリニューアルの核となる「車両ステーションパノラマシアター」のイメージ。戦前の蒸気機関車やかつての食堂車の様子など、鉄道博物館が収蔵している貴重な映像も見ることができる。
  • ARによる「新幹線スコープ」のイメージ。200系新幹線の展示車両付近に設置され、覗き込むと、雪に挑む新幹線がリアルに映し出される。
  • ハニフ1形客車では、プロジェクションマッピングを投影する「ハニフプロジェクションマッピング」が行なわれる。
  • キハ41300形では、同車が実際に走行していた小海線の車窓映像を走行音とともに映し出す「キハ車窓映像」が行なわれる。
  • 展示されている36両すべての付近では、このような「車両解説グラフィック」が設置される。

さいたま市大宮区の鉄道博物館は、4月26日からリニューアルした本館の「車両ステーション」をオープンする。

車両ステーションは、36両の鉄道車両が並ぶ、鉄道博物館最大の展示ゾーンで、2007年10月の開館時は「ヒストリーゾーン」と呼ばれていたものを、昨年4月に改称した。

リニューアル後は、巨大スクリーンを使って、車両の現役時代を彷彿させるシーンなどを映像や音、光で演出する「車両ステーションパノラマシアター」や、仮想現実(AR)装置を使って、目の前に止まっている新幹線が実際に走り出すように見える「新幹線スコープ」などが設置され、各車両が持つストーリーや現役時の躍動感、迫力を体感できるゾーンに生まれ変わる。

なお、鉄道博物館では、7月5日に新館がオープンし、全館のリニューアルが完了するが、同日からは1年間フリーに入場できる「てっぱく年間パスポート」を発売する。発売額は一般5000円・小中高生2500円・幼児1000円。

これにより、鉄道博物館の1年間入館無料特典が付いていた「Teppa(てっぱ)倶楽部」の会員募集を7月2日限りで停止する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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