BMWグループは、中国で4月25日に開幕する北京モーターショー2018において、最新の自動運転開発プロトタイプ車両を初公開すると発表した。
この最新の自動運転開発プロトタイプ車両は、「BMWパーソナル・コ・パイロット」と命名。フラッグシップサルーンの『7シリーズ』がベースとなる。
この7シリーズは、BMWグループがミュンヘン近郊のウンターシュライスハイムに建設した新しい自動運転専門の施設で開発された。およそ1800名のエンジニアが、ソフトウェアから走行テストなどの領域において、自動運転車のさらなる進歩を目指して取り組んでいる。高度に自動化された走行や完全自動運転を目標として、合計80台のテスト車両の試験が日々行われている。
BMW 7シリーズをベースにしたこのプロトタイプは、BMW初の自動運転市販車、『iNEXT』の2021年の発表につながるもの。BMWグループは高度に自動化された走行が可能な最初の量産モデルを2021年に発表し、完全自動運転や自律走行についても技術的に実現可能とすることを計画している。
BMWグループは、「自動運転の分野でも開発力を徹底的に強化。長年の経験と確固たるノウハウ、そして強力なパートナーのエンジニアリングを利用できるのが強み」、としている。