【VW ポロ 試乗】ゴルフに迫る快適さに「手堅さの極み」…島崎七生人

試乗記 輸入車

VWポロ ハイライン
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手堅さの極み…といったところか。日本でも累計25万台以上が輸入・販売されたという『ポロ』は、兄貴分の『ゴルフ』に優るとも劣らない看板車種。それだけにハズシのない仕上がりぶりなのである。

新型は全長が4mを僅かに超えたほか、全幅も65mm増え1750mmとなり、これは『ゴルフ』の第4世代(1735mm)を上回った。確かにサイズ上の成長分は、実車を目の当たりにして感じるところ。単独では変わらないデザインのためもあり『ポロ』以外の何者でもなく感じるが、駐車場で他車の間に停めてみると“立派になった”と思う。

最小回転半径も従来の4.9mから5.1mに0.2m拡大。が、試乗中、飲み物を買いにコンビニに立ち寄ったが、駐車場で試したところ、幸いにもその影響は感じなかった。

インテリアはホイールベースが80mmも伸びたおかげで、とくに後席で足元、頭上の余裕が増したことを実感する。一方で前席に座ると、インパネ全面(上下とも)がソフトパッドで仕上げられるなどし、デザイン的にクールな雰囲気を演出しながら、質感があがりクラスアップを果たした印象。空間はもちろん余裕があり、運転席は小柄なドライバーなら座面をある程度上げて着座したほうが(フードが見渡せ)運転しやすい。

App-Connectが利用できるのは現代的だ。トランクも容量が拡大しており、手軽に床板を下げられる。その下にはタイヤ補修セットがポツンと置かれ、その回りのフルサイズのスペアタイヤ格納部分は空間になっているので、ここも活用可能だ。

搭載エンジンは3気筒の1リットルターボ(95ps/17.9kgm)で、これに7速DSGの組み合わせ。街中での出足や加速はスムースで、そこからアクセルを踏み込めば軽々とスピードを乗せていく。乗り味は先代と較べたときに進化の度合いが大きい部分で、低速からダンパーをしっかりと効かせ、スプリングがボディの揺れを的確に抑えながら走ってくれる…そんな走りっぷり。

走行中の音、振動も抑えられ、上級の『ゴルフ』に迫る快適なドライバビリティをモノにしている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
《島崎七生人》

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