【WRC 第2戦】トヨタ育成選手の勝田貴元がクラス優勝…“本隊”は総合4位が最高、ヒュンダイがスウェーデンを制す

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「WRC2」でクラス優勝した勝田貴元(右。左はコ・ドライバーのM.サルミネン)。
  • 「WRC2」でクラス優勝した勝田貴元(右。左はコ・ドライバーのM.サルミネン)。
  • 「WRC2」で#35 勝田貴元がクラス優勝を達成。
  • 「WRC2」でクラス優勝した勝田貴元。
  • 総合4位の#9 ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)。
  • 総合7位の#7 ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)。
  • 総合9位の#8 タナク(トヨタ・ヤリスWRC)。
  • ラリースウェーデンを制したヒュンダイの#5 ヌービル。
  • ラリースウェーデンの表彰式。中央右が優勝者ヌービル(中央左はコ・ドライバーのN.ジルソー)。
世界ラリー選手権(WRC)第2戦「ラリースウェーデン」が15~18日に開催され、トヨタの若手育成プログラムに所属する勝田貴元が「WRC2」クラスで優勝を飾った。トヨタのワークス本隊はE.ラッピの総合4位が今回の最高位で、優勝はヒュンダイのT.ヌービル。

積雪量の多い状況下での戦われた今季第2戦は、出走順がいつも以上に大きく戦況を左右することとなり、主に開幕戦上位者には辛い展開に。開幕戦で2-3位を得るなど好発進したトヨタのワークス本隊(TOYOTA GAZOO Racing WRT)もそれに悩まされ、今回は#9 エサペッカ・ラッピ(前戦7位)の4位が「トヨタ・ヤリスWRC」の最上位となった。前戦表彰台のふたりは、#7 ヤリ-マティ・ラトバラが7位、#8 オット・タナクは9位。

トヨタのチーム代表 トミ・マキネンのコメント
「全体的にクルマもドライバーも良かったのですが、コースのコンディションは必ずしも公平とはいえませんでしたね。今日(最終日)、エサペッカはとても速く、昨日よりもふたつ順位を上げて最終のパワーステージでもトップタイムを記録しました。金曜日にたった1度だけ小さなミスをしましたが、それさえなければ表彰台の最も高い位置を狙えたはずです。しかし、彼が初めて雪のラリーにWRカー(最高峰カテゴリーマシン)で出場したことを忘れるべきではないですし、きっと来年にはもっと強くなっているでしょう」

*パワーステージ:原則として最終ステージで、ステージ順位上位のドライバーにはドライバーズポイントがラリー結果とは別に付与される。

巡り合わせのわるさもあって、開幕戦ほどの好成績はおさめられなかったトヨタ。だが、朗報ももたらされている。トヨタの若手ラリー選手育成プログラムに所属し、近年は主に欧州で腕を磨いている勝田貴元(24歳)が「WRC2」というセカンドクラスで優勝を飾ったのだ。

トミ・マキネン・レーシングが走らせる「フォード・フィエスタR5」で参戦した#35 勝田は、けっこうな強敵を相手にWRC2での自身初優勝を達成。結果以上の評価も伴う、好内容の勝利だと見られる。

全日本ラリー選手権チャンピオンの勝田範彦が父で、自身はかつてサーキットレースにも本格挑戦、全日本F3での優勝経験も有する期待の若手・勝田貴元。この勝利を機に、今後さらなる飛躍を遂げることが期待される。

ラリースウェーデンの総合優勝は「ヒュンダイi20クーペWRC」を駆る#5 ティエリー・ヌービルで、ヒュンダイとヌービルはともに今季初勝利。ヒュンダイ勢は3位に#4 アンドレアス・ミケルセン、5位には#6 ヘイデン・パッドンが入り、1-3-5位と上位を固めた。2位は#11 クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)。

WRC第3戦は舞台をメキシコに移し、3月8~11日に開催される。かつての9連覇王セバスチャン・ローブがシトロエンから今季初参戦する予定となっており、大きな注目を集めることになりそうだ。
《遠藤俊幸》

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