「東京オートサロン2018に続いて、NOAH MU CONCEPT イチオシ」とスタッフが語るモデリスタブース。同社は、カスタムカーの祭典に引き続き、キャンピングカー好きにもこのトヨタ『ノア』ベースの「NOAH MU CONCEPT」を最も目立つ位置に置いた。
NOAH MU CONCEPT のMUは、Multi Utility の頭文字から。「普段使いに便利な5人乗りノアを、車中泊もできるモバイルベースに仕立てた」と同社スタッフ。
参考出品としてつくパーツは、LEDシートバックテーブルパネル(ノアMUオリジナル)、グリーンのオリジナルシートカバー、オリジナルLEDライト、3面プロジェクター&スピーカー、クーラーボックス、アクセサリーコンセント&USB など。
「このクルマは3つのモードにチェンジできる。ひとつはラゲージモード、車中泊などで展開させるベッドモード、そしてクルマをとめてゆっくりくつろぐ時間のカフェモード」。
この3モードにクイックに変化させる“肝のパーツ”がマルチベッドキットとスライドボックス。グリーンのマルチベッドキットは、横方向に並べるとベッドモードになり、スライドボックスに収納するとラゲージモードになる。
また、このベッドキットのパネルの下には、折りたたみ式の脚が付いていて、進行方向に並ぶパネルのひとつを持ち上げて、脚を広げると、いままで寝転がっていたベッドの一部がテーブルに早変わりし、カフェモードに。
さらに、思わず「うわっ」と口にしてしまうほど驚くのは、ウッド調のラゲージフロアの下に、クーラーボックスが2個セットされているところ。「バーベキュー用の食材や、釣った魚などをサッとしまって、その上のベッドで寝転んだり、カフェにしてくつろいだり」とスタッフは話す。
「こうしたベッドキットは、既存パーツのアレンジですぐに追加できる。注目してほしいのは、ベッドキットを支える壁面据え付けの機材。ここはすべてモデリスタのオリジナル。この部分を量産化できるまで詰めていけば、市販化できる」。
市販化には1年ほどかかるというが、「こういう演出は、意外と早くできるかも」とスタッフがいうアイテムが、3面プロジェクター&スピーカーシステム。リアゲートのガラス部分と、その両脇に配されたサイドガラスの3枚をプロジェクションウインドウに見立て、プロジェクターから照射されたコンテンツが、3面に映し出されるという仕掛け。
スタッフは来場者に、「キャンプやバーベキューなどでプロジェクターに音楽フェスなどのライブ映像を流したり、車中泊でナイトシアターを楽しんだり。使い方はいろいろ。エンタメ空間を後ろに持ってきたところがおもしろいでしょう」と伝えていた。