アディエントの自動運転向けシート、前後にエアバッグ内蔵…デトロイトモーターショー2018

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アディエントの自動運転向けシート(デトロイトモーターショー2018)
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  • アディエントの自動運転向けシート
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アディエントは、米国で開催中のデトロイトモーターショー2018において、自動運転車の内装向けに新開発した安全システムを初公開した。

アディエントは2016年10月、米国の自動車部品大手、ジョンソンコントロールズから分社。アディエントは主に、自動車用シートを手がけている。従業員数は7万5000名、世界33か国で230か所の工場を展開。大手自動車メーカー向けに、自動車用シートの製造と供給を行っている。

アディエントはデトロイトモーターショー2018において、自動運転車の内装向けに新開発した安全システムを初公開。完全自動運転車では、ドライバーは運転操作から解放され、車内で運転以外の事を行えるようになる。走行中、シートが通常のポジションでない場合も増えると想定され、万一の事故の際、乗員を保護する新たなシステムが必要となる。

そこでアディエントは、シートが180度回転した状態でも、前方および後方の両方で展開するシート一体型のエアバッグを開発。また、車両が事故を避けられないと判断した場合、先進安全運転システム(ADAS)と連動して、シートの背もたれ角度などが自動的に素早く最適な位置に戻るシステムも開発。シートに組み込まれた安全ベルトも採用されている。

《森脇稔》

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