キャデラック初となるコンパクト・クロスオーバーSUV『XT4』市販型プロトタイプが、極寒のスカンジナビアで寒冷気候テストを開始した。最新の開発車両と共に届いたレポートには、最大のライバルとなるレクサス『NX』を凌ぐパフォーマンスを発揮すると記されている。
キャデラックが初めて小型SUV市場に投入する「XT4」は、『XT5』の下に位置するモデルとなり、ライバルにレクサスNXをはじめメルセデスベンツ『GLC』、BMW『X3』、アウディ『Q5』など競合ひしめくDセグメントを主戦場とする。
注目はそのエクステリアだ。XT5から流用される「C1XX」プラットフォームを採用し、上記ライバルらの中で最もスポーティと思われるクーペスタイルとなっている他、テールゲートスポイラーやツインエキゾーストパイプも確認出来る。またフロントマスクは、キャデラック伝統の五角形グリルにXT5の意匠を継承するヘッドライトを持つだろう。
パワートレインは、9速ATと組み合わされる2リットル直列4気筒エンジンで、最高出力はクラス最高レベルの280psを発揮する。またプラグインハイブリッドモデルが投入される可能性も高く、駆動方式は4WDが予想される。
ワールドプレミアは、2018年前半と思われ、日本導入は2019年となりそうだ。