ボッシュは1月3日、米国ラスベガスで1月9日に開幕するCES2018において、新開発の音声認識システムを初公開すると発表した。
ドライバーは運転中にナビゲーションシステムを操作したり、空調を調整したり、電話に応答したりするとき、運転に集中できないことが多い。これが、交通事故の主な原因のひとつとなっている。
ボッシュの新開発の音声認識システムは、ドライバーが運転に集中できるように、コクピットのスイッチ類を大幅に減らすことを可能にするもの。自然な文章構造を理解し、アクセントの違いや方言も理解。ボッシュによると、世界の30カ国以上の言語に対応しているという。
例えば、英語なら、英国、アメリカ、ニュージーランド、オーストラリアの方言を理解し、話すことが可能。この音声制御の開発には、10年以上の歳月が費やされた。
さらに、ボッシュの音声認識システムは、ドライバーが音声アシスタントの名前を決定。合計44人の女性と9人の男性の声で、ドライバーの要求に答えてくれる。