20年振りの復活となるBMWの最高級2ドアクーペ『8シリーズ』。その頂点に君臨するスポーツモデル『M8』市販型プロトタイプの姿を、輸送中に激写した。全体のカモフラージュもかなり薄くなり、ディティールもほぼ露出している。
ルーフエンドからトランクリッドへの流れるようなフォルム、鋭いヘッドライト、ワイドなキドニー・グリル、サイドからセンター方向へ伸びるテールライトは、コンセプトモデルの意匠が継承されているようだ。そしてM8ならではの特徴として、ベースモデルより明らかに大径のエアダクトやツインエキゾーストパイプ、そしてホイールが確認出来る。
8シリーズは最新の運転支援機能や自律機能を備え、室内にはデジタル・グラスコックピットを採用し、大型ディプレイを装備。これはM8でも同様だ。
パワートレインは、ベースモデルの「840i」には3リットル直列6気筒ターボエンジン、「850i」には4リットルV型8気筒ターボエンジンのほか、4WDの「xDrive」のラインアップが予想される。これに対して頂点のM8には、最高出力600ps、最大トルク750Nmを発揮する4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載するはずだ。
M8のワールドプレミアは、2018年秋頃と思われる。