フォルクスワーゲンが9月12日、ドイツで開幕するフランクフルトモーターショー2017で初公開するコンセプトカー『I.D. CROZZ』の進化版。同車の自動運転機能も進化を果たすことが分かった。
2017年4月、中国で開催された上海モーターショー2017でワールドプレミアされたI.D. CROZZには完全自動運転モードとして、「I.D. Pilot」を装備。ステアリングホイールのVWバッジを3秒間押せば、完全自動運転モードで走行できるというもの。
フランクフルトモーターショー2017で初公開予定のI.D. CROZZの進化版では、自動運転モード選択時に、格納式のLiDAR(ライダー)がルーフからポップアップすることが判明。LiDARは、車両周囲の物体との距離や位置関係を測定するレーザー光線によるリモートセンシング技術で、高度な自動運転に欠かせないテクノロジーとされる。
現在、多くの自動運転車の開発テスト車両では、LiDARが剥き出し状態。将来、自動運転が普及した際には、LiDARはI.D. CROZZのように、スマートに格納されることになるのだろう。