JR九州、久大本線の全線復旧は1年後めど…日田彦山線63カ所で被害

鉄道 企業動向
橋脚が倒壊した久大本線の花月川橋りょう。JR九州は2018年夏をめどに復旧に取り組む考えを示した。
  • 橋脚が倒壊した久大本線の花月川橋りょう。JR九州は2018年夏をめどに復旧に取り組む考えを示した。
  • 九州地方整備局がドローンで撮影した花月川橋りょう。橋脚が倒壊している。
  • 日田彦山線は63カ所で被害が確認された。復旧時期のめどは立っていない。

JR九州は7月31日、九州北部豪雨の影響で一部区間が不通になっている久大本線について、2018年夏をめどに復旧に取り組むと発表した。同様に一部が不通となっている日田彦山線は被害の発生した場所が多く、復旧時期のめどは立っていない。

久大本線は光岡~日田間(大分県日田市)2.4kmで花月川橋りょうが流失。同区間で列車の運転を見合わせ、バスによる代行輸送が行われている。JR九州は「国土交通省水管理・国土保全局様、九州地方整備局様からのご配慮により、早期復旧に向けた条件が整いました」とし、2018年夏をめどに復旧に取り組む考えを示した。

日田彦山線も豪雨の影響で添田(福岡県添田町)~夜明(日田市)間29.2kmが不通。7月31日に大行司~日田間で代行バスの運転を開始した。被害状況の把握はおおむね終了しており、63カ所で被害が確認されたという。JR九州は「現在、復旧方法の検討を行っており、復旧には相当の期間を要する見込みです」としている。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集