鈴鹿サーキットで開催されている2017“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第40回記念大会で29日、ポールポジションを決めるトップ10トライアルが行なわれ、No.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMが3年連続ポールポジションを獲得した。朝は突然の雨に見舞われたものの、午後になると天候も回復し路面温度50度を超えるコンディションとなった。昨日の予選で勝ち上がった上位10チームが1台ずつ登場し、タイムアタックを行なった。今年は転倒するライダーが多く、波乱含みの展開となった。その中で頭一つ抜け出たのはNo.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM。まずは中須賀克行がレコードタイムに0.038秒に近づく2分06秒038をマークする。しかし、今年はホンダとスズキが新型バイクを導入し、中須賀より後にタイムアタックした中上貴晶(No.634 MuSASHi RT HARC PRO.Honda)、津田拓也(No.12ヨシムラ スズキMOTULレーシング)が前半セクションで中須賀のタイムを更新するが、スプーンコーナーや西ストレートの区間で競り負けてしまい、結局トップタイムを更新することができず。最後にチームメイトのアレックス・ローズもレコードタイム更新を目指しアタックしたが、2分06秒225で中須賀のタイムには届かなかった。結局、No.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM(中須賀克行/アレックス・ローズ/マイケル・ファン・デル・マーク)がポールポジション。チームとしては3年連続。中須賀はファクトリーチームに入ってから初のポールシッターとなった。2位にはNo.12ヨシムラ スズキMOTULレーシング(津田拓也/シルバン・ギュントーリ/ジョシュ・ブルックス)。1回目にアタックしたギュントーリがヘアピン後のシケインで転倒を喫してしまうが、もう1台のバイクで出走した津田が2分06秒282をマークした。3番手にはNo.11カワサキTeamGREEN(渡部一馬/レオン・ハスラム/アズラン・シャー・ビン・カマルザマン)が2分06秒381で続いた。2017鈴鹿8耐トップ10トライアル結果1.No.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM(2分06秒038)2.No.12ヨシムラ スズキMOTULレーシング(2分06秒282)3.No.11カワサキTeamGREEN(2分06秒381)4.No.5 F.C.C.TSRホンダ(2分06秒600)5.No.634 MuSASHi RT HARC PRO.Honda(2分06秒671)6.No.7 YART YAMAHA Offical EWC Team(2分07秒634)7.No.19モリワキMOTULレーシング(2分08秒041)8.No.25 Honda鈴鹿レーシングチーム(2分08秒178)9.No.71 Team KAGAYAMA(2分08秒616)10.No.22 Satu HATI.Honda Team Asia(2分09秒966)【鈴鹿8耐】リンク■2017年大会が開幕、初日特別スポーツ走行はヤマハファクトリーがトップ■予選トップは21番ヤマハファクトリー、トップ10トライアル進出チーム決まる■40回記念大会がスタート、早くも波乱か?!■2時間経過…21番ヤマハと634ハルクプロのトップ争いが白熱■4時間経過…独走のNo.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMの勢いを止められるのか?■6時間経過…21番ヤマハがトップ堅持、5番TSRホンダが異なる戦略で追い上げ■今年もYAMAHAは強かった!!! No.21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 3連覇達成