【新聞ウォッチ】右を向いても左を見ても…2017年上期の訪日客、過去最多の1375万人

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年7月20日付

●訪日客最多1375人、1~6月消費額2兆円超す(読売・2面)

●ダイムラー先手リコール、排ガス規制逃れ疑惑、対象300万台超信頼回復狙う(読売・10面)

●出光・昭和シェル合併進展へ、出光増資、高裁差し止め棄却(読売・11面)

●トランプ政権発足半年、カリフォルニア州独自の外交(朝日・3面)

●けいざい+、トヨタ80年の先に(中)、製造業から移動サービス業へ(朝日・9面)

●座席向き変る京王に新型車両(毎日・28面)

●燃費表示実走値により近く、マツダが初の国際基準認可取得(産経・11面)

●車体高強度で軽く、プレス各社が設備増強(日経・15面)

●コマツ、クラウド開放、他社の作業効率化を支援(日経・15面)

ひとくちコメント

右を向いても、左を見ても、外国人とすれ違うのは、東京の銀座や新宿の繁華街と祇園祭などで賑わった京都などの日本の観光地である。

2017年上半期(1~6月)に日本を訪れた外国人旅行者は1375万7300人で、前年同期に比べ17.4%も増えたそうだ。観光庁が発表したもので、きょうの各紙も「訪日客最多1375万人」などと、大きく報じている。

上半期としては、過去最多で、年間最多の約2403万9000人を記録した昨年を上回るペースだという。

格安航空(LCC)の増便を背景に上半期の訪日客数で最も多かった国は韓国で42.5%増の339万5900人、次いで中国が6.7%増の328万1700人、台湾が6.1%増の228万8000人。インドネシアやロシアも前年同期に比べて高い伸びを示したという。

訪日客の消費額は上半期の累計が2兆0456億円となり、初めて2兆円を突破した。ただ、訪日客の一人当たりの旅行支出額は4~6月期で前年同期比6.7%減の14万9248円、さらに、5月の百貨店などでの訪日客の一人当たりの購入単価は6万5000円で、爆買いが話題となった2年前に比べて約2割減。

全体の訪日客数が増えたことで消費額を下支えしているものの、アジア系の訪日客を中心に薄利多売となっている点が気になるところだ。

《福田俊之》

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