国土交通省は、都市部の基幹バスである名古屋ガイドウェイバス(ゆとりーとライン)を対象に、自動運転技術の導入の検討に着手する。
全国的にバスの運転手が不足しており、今後更に顕在化していく状況にある。名古屋ガイドウェイバスは、専用軌道で他交通と混在していないことから営業路線での実験が比較的容易なため、自動運転サービス導入を検討する。
バスの将来の完全無人運転を目標に据え、第1ステップとして自動加減速を実験する予定。実験は、全国のバス交通における自動運転技術導入の将来展開の足がかりとする。
実証実験ではATC(自動列車制御装置)などによらない、車両側システムで自動加減速を行う。自動加減速によりバス停で繰り返し離発着する際の定時性・正着性の確保や自動加減速による乗客の安全性確保を検証する。
実験を行うのは名古屋ガイドウェイの専用軌道区間約6.8km。