アウディ Q8 スポーツコンセプト、ライトウェアの車載コネクト技術採用

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アウディQ8スポーツコンセプト
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ライトウェアは5月17日、アウディ『Q8スポーツコンセプト』に、同社の車載コネクト技術が採用された、と発表した。

フィンランドに本社を置くライトウェアは、自動車用ユーザーインターフェース・ソフトウエアの大手プロバイダー。素早いユーザーインターフェース設計と開発を実現する「Kanzi」ソフトウエアによって、自動車業界などに貢献している。

アウディは最新のQ8スポーツコンセプトに、ライトウェアのKanziを採用。メーターとHVACコントロールパネル双方のユーザーインターフェースは、アウディのエンジニアがライトウェアの設計および開発ツール、「Kanzi UI」を利用して開発した。

車載「Kanziコネクト」サーバーはHEREのオープン位置情報プラットフォームと、クラウド経由で直結。マップタイルとジオメトリー、進路変更ごとの方向、道路名を読み出して、GPSなどAndroidベースのインフォテインメントコンソールと連動する。

これらさまざまなリソースは結合され、強力なKanziグラフィックスエンジンによって、リアルタイムでメーターに表示。システムの3つのディスプレイは独立したシステムで駆動されるが、KanziコネクトはそれぞれがAndroidインフォテインメントコンソールの各種サービスを含む同一のサービスとデータにアクセスすることを可能にして、ユーザーインターフェースレベルの統一的な体験を提供する。

アウディのインフォテインメント&コネクテッドカー部門を統括するアルフォンス・ファラー氏は、「アウディはQ8スポーツコンセプトカーで、ライトウェアのユーザーインターフェースとコネクティビティツールに信頼を置く。Kanziコネクトはいまや、メーターに高解像3Dマップを表示できる最新型のランタイムエンジンによって、マルチディスプレイとオペレーティングシステムのシームレスな統合を可能にする」と述べている。

《森脇稔》

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