トヨタGAZOOレーシングは、2017年の世界耐久選手権(WEC)を戦う、全面改良した「TS050ハイブリッド」を、イタリア・モンツァサーキットで公開した。2017年仕様のTS050ハイブリッドは、新型2.4リットルV6ツインターボエンジンに、8MJ対応のハイブリッドシステムを組み合わせる構成。新型エンジンは、シリンダーブロックやシリンダーヘッドなどの主要部品を全面改良することで圧縮比を高め、熱効率を向上。加えて、ターボチャージャーはサイズの見直しとともにインペラ形状を改良し、ターボラグを減少、インタークーラーは高温域での性能を向上させた。またハイブリッドシステムも全面改良。モーター/ジェネレーターユニット(MGU)をさらに小型化、改良版の高出力型リチウムイオンバッテリーとともに軽量化にも貢献している。また、空力効果を制限するWECのレギュレーション変更に対しては、コンピュータによる計算流体力学(CFD)と風洞試験で空力的コンセプト見直し、空力性能を改善。外観ではフロントノーズが高くなったほか、特徴的なサイドポンツーン形状を採用している。2016年にあと一歩というところで逃がしたル・マン24時間レースの勝利。トヨタGAZOOレーシングは新型TS050ハイブリッドで悲願達成を目指す。
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