ハイブリッド車を環境対応車の主軸に位置付けるトヨタ。同社が、今後の欧州でのハイブリッド車の販売について、意欲的な目標を提示した。
これは、ジュネーブモーターショー2017のプレスカンファレンスにおいて、トヨタモーターヨーロッパのヨハン・ファン・ゼイル社長兼CEOが明らかにしたもの。「2020年までに、欧州販売に占めるハイブリッド車の割合を50%に引き上げる」と発表している。
トヨタは2016年、欧州市場において、過去最高の29万5000台のハイブリッド車を販売。前年比は41%増と大きく伸びて、7年連続で増加した。
この勢いに乗って、トヨタは2020年までに、欧州販売に占めるハイブリッド車の割合を50%に引き上げる計画。そのための重要車種が、欧州Bセグメントの主力モデルの『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』)。
ゼイル社長兼CEOは、「欧州でのヤリスの販売の40%がハイブリッド。欧州トヨタ全体のハイブリッド車販売においても、ヤリスが32%を占めている」と述べている。