ホンダ、国内二輪販売網を5系列から2系列に再編 2018年4月から

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ホンダ・ゴールドウイング F6C
  • ホンダ・ゴールドウイング F6C
  • スーパーカブ110
  • 東京・南青山のホンダ本社ショールーム(参考画像)
  • ホンダ 熊本製作所 ジョルノ生産ライン(参考画像)

ホンダの国内での二輪車販売会社であるホンダモーターサイクルジャパン(東京都北区)は、2月6日、現在5チャンネルとなっている販売網を2018年4月から2チャンネルに再編すると発表した。需要の低迷や顧客の高齢化などに対処する。

ホンダの販売網は、大型車から50ccまでフルラインで扱う「ホンダドリーム」店や「ホンダウイング」店、250cc以下のコミューターモデルを扱う「ホンダ」店など5チャンネルがあり、全国に合計5500拠点を構えている。今回の再編では、新たに発足させる「ホンダドリーム」店と、「ホンダコミューター」店の2チャンネルとする。

ドリーム店は「ファン」と呼ばれるスポーツモデルを中心にフルラインで扱い、ホンダ製品の専売店とする。コミューター店は、地域密着型の250cc以下の販売店で、他社製品の併売も行う。各チャンネルの特徴を明瞭にして、顧客へのアプローチを図る。スタート時はそれぞれ150拠点と5350拠点で、総数は現在と変わりない。ドリーム店については20年までに200店規模に拡充する計画だ。

再編の狙いについてホンダモーターサイクルジャパン営業部の木内章雄企画課長は「国内市場は非常に厳しい状況にある。お客様も高齢化が進んでおり、若年層の開拓が急務」と説明する。国内の二輪市場は16年に前年比8%減の37万3000台だった。熊本地震の影響もあるが13年からは約2割の縮小となった。ホンダは02年から現在の5チャンネル体制としており、今回の見直しは16年ぶりになる。

《池原照雄》

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