スウェーデンのボルボカーズは1月3日、自動運転のための合弁会社、「Zenuity」を設立すると発表した。
Zenuityは、自動車メーカー各社にセーフティシステムを提供する世界トップレベルのサプライヤー、オートリブとの合弁会社。オートリブは60年以上にわたり、世界中の自動車メーカー向けにアクティブ&パッシブセーフティー技術を開発・導入するという点において、他社をリードしてきた。
合弁新会社の設立は、拡大しつつある自動運転ソフトウェアシステム市場への参入が狙い。グローバルな高級車メーカーが、先進運転支援システムや自動運転テクノロジーを新規開発する目的で、一次サプライヤーと提携する取り組みは、業界で初の事例となる。
Zenuityは、スウェーデンのイェーテボリに本社を構える。当初は、ボルボカーズ、オートリブの双方より約200名の従業員が派遣され、中期的には600名以上の規模に増員される計画。
なお、新会社が開発する先進運転支援システムや自動運転テクノロジーは、ボルボカーズの新型車に採用されるのに加え、オートリブが世界中の自動車メーカーに販売していく。