JR西日本の新幹線N700A、2019年度までに15編成増備…ブレーキなど改良

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今回の計画で増備されるN700Aは新しいタイプのブレーキライニングを採用。地震発生時のブレーキ停止距離が従来のN700Aに比べ約5%短縮される。
  • 今回の計画で増備されるN700Aは新しいタイプのブレーキライニングを採用。地震発生時のブレーキ停止距離が従来のN700Aに比べ約5%短縮される。
  • パンタグラフには状態監視機能を追加する。

JR西日本は12月21日、東海道・山陽新幹線で運用している新型車両のN700Aについて、2019年度までに15編成増備すると発表した。増備車両は一部の機能を改良する。

発表によると、2017年度に3編成導入し、続いて2018年度と2019年度に各6編成導入する計画。2019年度末には、JR西日本が保有する新幹線車両の40編成がN700Aタイプになり、東海道・山陽新幹線を直通する700系は全て置き換えられるという。

増備されるN700Aはブレーキを改良し、地震発生時のブレーキ停止距離を従来のN700Aに比べ約5%短縮する。パンタグラフや台車も走行中の車両データ監視機能を強化し、安全性や安定性の向上を図る。

既に導入されているN700系やN700Aの計25編成も、2017年度から増備車と同様の改良や機能追加を行う改造工事を実施する予定だ。

《草町義和》

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