2016年の全日本ロードレース選手権の最終戦「第48回MFJグランプリ スーパーバイクレースin鈴鹿」のJSB1000クラス決勝Race2が行われ、JSB1000クラスは中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が優勝。今季6勝目を挙げた。午前中のRace1で5年連続のチャンピオンを決めた中須賀。2番手スタートとなったRace2でもホールショットを奪うが、2周目に入るところのメインストレートで加賀山就臣(TeamKAGAYAMA)、レオン・ハスラム(TeamGREEN)、渡辺一樹(TeamGREEN)が絡む大クラッシュが発生し赤旗中断に。幸い3人とも無事で、このうち加賀山とハスラムはスペアバイクに乗って再スタートに臨んだ。再び20周仕切り直しでスタートすると、5番グリッドのハスラムがトップで1コーナーを通過。直前のクラッシュで手を痛めていたにもかかわらず、序盤から後続をリードした。しかし中須賀も冷静に追いかけていき、レース後半の15周目でトップに浮上。最後はきっちり後続を引き離し、最後は3.5秒のリードをつけて、2レース連続でトップチェッカーを受け今季6勝目。チャンピオンらしい完璧なレース運びをみせた。2位にはハスラム。3位には高橋巧(MUSASHi RT ハルク・プロ)が続き、ハスラムはJSB1000での初レースながら、2戦連続で中須賀に食い下がるレースを披露。特にRace2ではクラッシュ後にすぐスペアバイクに乗っての好走だっただけに、ファンも大きな声援を贈っていた。2016全日本ロードレース選手権 最終戦JSB1000決勝Race2結果1.中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)2.レオン・ハスラム(Team GREEN)3.高橋巧(MuSASHi RT ハルク・プロ)4.野左根航汰(YAMALUBE RACING TEAM)5.山口辰也(TOHO Racing)6.藤田拓哉(YAMALUBE RACING TEAM)7.加賀山就臣(Team KAGAYAMA)8.秋吉耕佑(au&テルル・KoharaRT)9.津田拓也(ヨシムラスズキシェルアドバンス)10.今野由寛(Moto Map SUPPLY)