【日産 ノートe-POWER】エンジンは発電専用、走行は電気モーター…売れ筋で200万円切る

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日産ノートe-POWER 〈撮影 高木啓〉
  • 日産ノートe-POWER 〈撮影 高木啓〉
  • e-POWERユニット 〈撮影 高木啓〉
  • 日産自動車共同最高経営責任者の西川廣人氏 〈撮影 高木啓〉
  • 日産ノートe-POWER発表会(横浜グローバル本社) 〈撮影 高木啓〉
  • 日産自動車の専務執行役員、星野朝子氏 〈撮影 高木啓〉
  • 日産ノートe-POWER発表会(横浜グローバル本社) 〈撮影 高木啓〉

日産自動車は2日、コンバクトハッチバックの『ノート』に、新パワートレイン「e-POWER」を追加して発表、同日より発売する。e-POWERは、搭載しているガソリンエンジンで発電し、その電力を利用して電気モーターの力で前輪を駆動する。

通常の発進や走行時には、エンジンが停止したまま、高電圧バッテリーからの電力だけで発進する。たとえば夜間や早朝の住宅街でエンジン音を気にすることなく走行できる。バッテリーの充電残量や車速に応じてエンジンを始動、エンジン音が気にならない回転数に制御しながら充電する。急加速や登坂時などでは、バッテリーからの電力に加え、エンジンで発電した電力も直接モーターに供給する。減速時にはエンジンを停止し、回生発電した電力をバッテリーに充電、停止寸前まで回生が行なわれる。

走行モード「e-POWER Drive」は、ワンペダル感覚、すなわちアクセルペダルの踏み戻しだけで加速から減速までを行なえ、ブレーキペダルを踏む回数が減少する。加速度の違いにより、キビキビした走りの「Sモード」と、燃費に優しい「ECOモード」を選ぶことも可能だ。

外部電力からの充電(プラグイン)は不要で、通常のガソリンエンジン車やハイブリッド車と同様、ガソリンの給油のみで走行する。e-POWERに搭載されるエンジンは発電専用で、発電のために高効率な作動領域を保つように自動制御される。

価格は「e-POWER S」が177万2280円、「e-POWER X」が195万9120円、「e-POWER MEDALIST」が224万4240円。通常エンジン駆動のノートと比べて30万~60万円プラスだ。売れ筋と予想される「X」グレードで200万円を切った。

合わせてノート全車についても一部仕様を向上し、同時に発売される。価格は2WDが139万3200~198万5040円、4WDが171万1800~192万9960円。

《高木啓》

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