日産、三菱自への出資完了…単独筆頭株主に

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三菱自動車は10月20日、日産自動車による三菱自動車への2370億円の出資完了を受け、日産が三菱自動車の発行済み株式の34%を保有する単独筆頭株主となった、と発表した。

これにより、三菱自動車は日産の戦略的な出資の一環として、日産とルノーの17年間にわたる力強いグローバルアライアンスの正式な一員に。また、利益率および一株当たりの収益を増加させるためのシナジー創出への道が開かれることになる。

日産と三菱自動車は、軽自動車における5年間の連携を礎に、シナジー創出のための多岐に亘るプログラムを開始する予定。

具体的には、共同購買コストの削減、グローバルでの現地化の推進、工場の共用、共通の車両プラットフォーム、技術の共有、発展途上市場および新興市場における両社のプレゼンスの拡大、豪州などの市場における三菱自動車の顧客向けに日産の販売金融会社を活用、など、多くの有益なシナジーが創出されることを見込む。

三菱自動車の益子修 会長兼社長は、「当社の新しい筆頭株主となる日産の積極的な、戦略上、業務上および経営上のサポートを、心より歓迎する」と述べている。

《森脇稔》

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