【ホンダ フリード 新型】開発責任者「2列目が狭いという声を払しょくするパッケージング」

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  • 本田技術研究所 田辺正 主任研究員
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ホンダは9月16日、全面改良したコンパクトミニバン『フリード』を発売した。開発責任者を務める本田技術研究所の田辺正主任研究員は「5ナンバーサイズの中でどこまで広さを追求できるかというところ」が今回の大きな改良点と語る。

というのも「実は、2列目席が狭いという声があった」からだ。そこで「東京、名古屋、大阪、博多も含めた都市部のフリードユーザーにどこまで全長を伸ばせるか実際に聞いてみた」と田辺氏は明かす。

その数、実に200人超で、「80mmまでなら、取り回しだったり、車庫にも納まるという回答が96%あった」という。

この調査結果をもとに「キリのいいところで50mmで頑張ろう。全長を50mm伸ばした中で、どこまで室内を広くできるか。2列目席が狭いという声をどこまで払しょくできるか。それはパッケージのトライだった」と田辺氏は振り返る。

新型は先代に比べて全長50mm拡大したが、1列目から3列目までの室内間隔は90mmの拡大となっている。田辺氏は「シート背面形状の変更などで荷室のスペースは確保しつつ、20mmずつ削り出した」と解説。

さらに「私は『オデッセイ』の開発も携わったが、日本のお客さん3列目はめったに使わない。そこで1列目と2列目の幅でほぼ90mm使った」と話していた。

《小松哲也》

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