ゼネラルモーターズ・ジャパンの若松格社長は8月29日、都内にある本社で会見し、電気自動車『ボルト』の日本導入について「現時点で計画はない」としながらも、「ディーラーの皆様の意見を聞きながら、今後の商品構成を考えたい」との方針を示した。若松社長は「現在、ボルトはピュアEV(電気自動車)型とレンジエクステンダー型の2タイプあるが、両方とも今、日本に入れる計画はない。ただ、いろいろとディーラーの皆様の意見を聞きながら、今後の商品構成を考えたいと思う」と述べた。現在、シボレー『キャプティバ』のみとなっている右ハンドル仕様に関して「私どもとしては右ハンドルがないことによって、ディスアドバンテージがあるというか、お客様がそれだけでGMの車を諦めるというケースはある」との認識を示した。その上で「キャプティバにはすでに右ハンドルがあるが、それ以外のモデルについて現在のところ、右ハンドル導入の具体的な計画はない」としつつも、「GMが2009年にチャプター・イレブン(連歩破産法第11章)を申請する前までは、実はキャデラックでも右ハンドルを造る計画があった。会社が傾いて宙に浮いた経緯があるが、GMとしては右ハンドルはグローバル展開するためには必要という会社としての意志はもっている」ことも明らかにした。
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