【リコール】三菱ふそう スーパーグレードなど、エンジン損傷のおそれ

自動車 ビジネス 企業動向
改善箇所
  • 改善箇所

三菱ふそうトラック・バスは7月7日、『スーパーグレード』などのエンジン制御プログラムに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは、三菱ふそう『スーパーグレード』『エアロエース』『エアロクィーン』『エアロキング』、日産ディーゼル『スペースアローA』『スペースウイングA』の6車種で、2009年10月5日から2010年8月26日までに製造された計2650台。

大型トラック・バスのエンジン制御プログラムにおいて、低温時の補正制御が不適切なため、ピストンのピン穴上部に亀裂が生じる場合がある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、当該亀裂の進展によってピストンが損傷し、最悪の場合、火災に至るおそれがある。

改善措置として、全車両、エンジン制御プログラムを対策品に書換える。また、エンジンの油圧を点検し、ピストンに亀裂が生じている場合は、ピストン一式を新品に交換する。
不具合は16件発生、事故は起きていない。市場からの情報および国土交通省からの指摘により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集