【スズキ バレーノ 試乗】出足からスムースな走りに目を見張る「XT」…島崎七生人

最終型ランチア『デルタ』の生まれ変わりか!?(※あくまでも個人の見解です)。スポーティとかハイブリッドといった記号性に頼らず、まっすぐな実用車であり、かつ、スノッブな佇まいは、このクルマの惹かれる部分のひとつだ。

試乗記 国産車
スズキ バレーノXT セットオプション装着車
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最終型ランチア『デルタ』の生まれ変わりか!?(※あくまでも個人の見解です)。スポーティとかハイブリッドといった記号性に頼らず、まっすぐな実用車であり、かつ、スノッブな佇まいは、このクルマの惹かれる部分のひとつだ。

2グレードの設定のうち、走らせた瞬間から「いいね!」と感じたのはXTのほうだった。3気筒の1リットルターボ(111ps/16.3kg-m)は低回転からスムースにトルクを発生、6速ATとのマッチングがいい。1tを50kgも切る軽量ボディとパワートレインの組み合わせはバランスがよく、なので機械的な振動などの発生も少ない。複数名乗車でも、力不足感はまったくなかった。

しっとりとした乗り味もいいところで、185/55R16 83VサイズのBSエコピアEP150(インド製)も、さまざまな車種でこれまで経験した同タイヤの印象では、乗り味のしなやかさで、もっともいいと感じた。

セットオプションの本革シートが組み込まれた室内は、基本的にシンプルで居心地がいい。後席のスペースにもゆとりがある。クルマの“中心線”という観点で、特徴的なインパネのセンターとシフトレバー位置が微妙にオフセットして見えるのは人によって気になるかどうか。メーターは表示、配色、質感ともに“いいモノ感”がある。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。
《島崎七生人》

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