羽田空港、ビジネスジェットの発着枠を2倍に拡大へ…ホンダジェットに追い風

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羽田空港(参考画像)
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  • ホンダジェット量産1号機の初飛行の様子

国土交通省は、羽田空港でビジネスジェットの発着枠を2倍に拡大すると発表した。ホンダのビジネスジェット「ホンダジェット」の販売に追い風となりそうだ。 

羽田空港では、ビジネスジェットの運航ニーズが高く、発着回数も年々増加している。特に2015年の国際線は、前年比30%と大幅に増加、運航不成立も発生しており、乗り入れ希望のうち約20%が乗り入れできない状況にある。

こうした状況を改善するため、羽田空港へのビジネスジェットの受入れ条件を見直す。ビジネスジェットの発着枠を現在1日8回から16回に倍増させる。1日最大4回の到着上限を15回と約4倍に増やす。公用機など、枠内の発着調整で他の航空機と発着枠の申請が競合した場合、ビジネスジェットの優先順位を6位から4位へ2段階引き上げる。ビジネスジェットが利用できる発着枠は時間毎に1~3回の制限があるが、定期便の発着枠に空きがある場合には、ビジネスジェットの総枠の範囲内で時間毎の制限を超えた発着を可能としする。

さらに、ビジネスジェットの駐機可能期間を最大10日間から5日間に短縮する。これにより1スポット毎の駐機スポットの稼働率を高め、より多くのビジネスジェットの駐機を可能とする。大型機対応のビジネスジェット機用駐機スポットを分割し、複数航空機の駐機を可能とする。

ビジネスジェットは、定期便とは異なる公用機などの発着枠範囲内で運航しているため、今回の対応では定期便の運航に影響しない。

《レスポンス編集部》

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