シグナルプロセッサーで「車内の音」を制御する…ロックフォードフォスゲート 3SIXTY.3

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車内の音をコントロールするシグナルプロセッサー『ロックフォードフォスゲート 3SIXTY.3』
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国産車、輸入車に関わらず、とくに高級車を中心に純正メインユニットがダッシュやセンタークラスターに一体化したクルマが増えている。

現状を直視すると純正メインユニットの交換が出来ても大幅な加工を要すると半ば諦めている人もいるだろう。このメインユニットはオーディオ機能と車両の動作確認表示、操作部を兼ね備えた一体型でダッシュやセンタークラスターにピタリと納まっている。取り外すことが出来ても市販ナビなどをセットアップすることは非常に困難だ。連結されたインターフェイスの配線を切断すれば大変なこととなる。専門店では配線を延長させてグローブボックス奥にメインユニットを仕舞い込んで市販のナビ・ヘッドユニットを換装するクルマをときどき見かける。

メーカーの意図する画一化されたシステムが増える一方、カーオーディオ専業メーカーは解決策を前向きに取り組み、純正オーディオの使いやすさとともに発展性に優れたDSP(デジタル・シグナル・プロセッサー)を開発。すでに高性能な製品が発売されているので心配はいらないと断言しておこう。

ロックフォードフォスゲートのデジタルプロセッサー、その名も「3SIXTY .3」は、超高精度・多機能インタラティブシグナルプロセッサー。純正を含むさまざまなカーオーディオシステムに柔軟に対応。ハイレベル入力8系統とRCA8チャンネル及び2チャンネルのローレベルインプットに加え、デジタルTOSLINKの入力も備えている。ナビ・ヘッドユニット、デジタルプレーヤーほか、ブルートゥースにも対応し音楽データを通信する"A2DP"プロファイルインプットと、さまざまな機器の再生が可能だ。

内臓プロセッサーは8チャンネルのパラメトリックEQ(イコライザー)、フェイズコントロール(位相調整)、タイムディレイなどを装備。そしてマルチチャネル構築に優れ、クロスオーバーの選択はスロープだけでなく、クロスオーバークラスの変更もできるという。機能満載だけあってシステマティックなサウンドチューニングが可能であり、セッティングはパソコンを使い専用ソフトをインストール、USBポートを介して行うことで直感的に操作が行える。各機能はデジタルで連結され、高いS/Nを実現。信号の劣化はほとんどなく、ナチュラルで明瞭度の高いサウンドを生み出す。

価格は15万円(税別)。本体ほか、パワーアンプが必要だ。コンパクトなパワーアンプと組み合わせれば取り付け場所に困ることはないだろう。調整はプロのインストーラーに必ずお願いしてほしい。各部設定、音のチューニングはとても重要なので、発売元イースコーポレーション推薦3SIXTY.3認定ショップで購入、取り付け、調整をお勧めする。

車内の音をコントロールするシグナルプロセッサー『ロックフォードフォスゲート 3SIXTY.3』

《永松巌》

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