日産、正確な情報収集と提供に努める…三菱自の燃費不正問題

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日産自動車は4月20日、三菱自動車工業による軽自動車の燃費不正問題についての当面の対応として「お客様に安心していただけるよう、正確な情報の収集と提供に全力で努めていく」(広報部)と、明らかにした。

問題の軽自動車は日産が三菱から調達している『デイズ』と『デイズルークス』で、2013年6月からこれまでに累計45万台を販売してきた。三菱ブランドを含む合計では約62万5000台が販売されているが、日産車が7割強を占める。

両社は15年10月にこれらの軽自動車の次期モデルは、三菱に代わって日産が開発を担当することで合意した。その直後に、開発に向けて日産の技術陣が現行モデルを評価する過程で、燃費のデータに関する「かい離」に気付き、両社で調査を進めてきたという。日産が正式にこの問題を三菱に対して指摘したのは先週だった。

性能に満たないことに伴う顧客への補償については、「正確な燃費性能の認定などを踏まえてからとなる」(広報部)ため、日産としては三菱側に「早期に正確な情報の提供を求めていく」としている。

《池原照雄》

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