トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は4月13日、『カムリ』と『アバロン』の2車種を、リコール(回収・無償修理)すると発表した。
今回のリコールは、助手席の着座センサーの不具合によるもの。着座センサーは、助手席に座った乗員の体重から、大人か子どもかを識別。万一の事故の際、助手席エアバッグを最適に展開させるための装置。
米国トヨタ販売によると、カムリとアバロンの助手席着座センサーの一部に製造上の不具合があり、乗員を正しく検知しない可能性があるという。この場合、事故の際にエアバッグが適切に開かず、乗員が負傷するリスクが高まる。
リコールの対象となるのは、2016年モデル。米国で販売されたカムリ4万1630台、アバロン1万6880台の合計5万8510台が、リコールに該当する。
米国トヨタ販売は、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において、助手席の着座センサーのソフトウェアを更新するリコール作業を行う。