気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2016年4月13日付
●TPP法案成立先送り、政府・与党調整、参院選影響回避(読売・1面)
●レクサスHV100万台(読売・8面)
●フジサンケイグループ広告大賞、最高賞に日産自動車(産経・1面)
●ファンつかみ「ダメ出し」歓迎、商品開発「裏側」見せます、富士重、リコー子会社など続々(東京・7面)
●トヨタ米で保険,あいおいニッセイと、安全運転、車が記憶、料金安く(日経・1面)
●中国新車販売8.8%増、3月、小型車減税追い風(日経・9面)
●タカタ、スポンサー選定へ、8月メド、経営体制を刷新(日経・11面)
●ダイハツ流より安く遠く、トヨタ「パッソ」全面刷新(日経・13面)
●中古車登録台数3年ぶりプラス、昨年度(日経・13面)
ひとくちコメント
「達成感」を味わうひとつの区切りとして、よく「100万」という数字が使われる。トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」に投入したハイブリッド車(HV)の世界累計販売台数も、100万台を達成したという。トヨタが発表したもので、きょうの読売などが取り上げている。
2005年4月に初のハイブリッド車『RX400h』を発売して以来、約11年で到達したそうだ。RX400hは、国内市場向けの『ハリアーハイブリッド』をレクサスブランドで海外展開したものだったが、その後は主力セダン『GS』のHVとして「GS450h」、フラッグシップセダン『LS』のHV「LS600h」を追加。
14年7月発売のSUV『NX』で「NX300h」、さらにスポーツクーペ『RC』で「RC300h」などと、世界の高級車ブランドで最多という10車種を展開中という。
地域別では、HVの累計台数が最も多いのは北米市場で34万5500台、欧州が23万7500台、日本が22万5000台と続く。
来春にはエンジン回転と加速感をマッチさせた世界初のマルチステージハイブリッドシステムを搭載した新型クーペ『LC500h』を国内でも発売する予定。
1月のデトロイトモーターショーで豊田章男社長はレクサスについて「もう二度と退屈とは言わせない」と宣言するなど、HVを含めて加速性能と効率性の両立させた戦略を打ち出している。