ブレーキに関して新しい素材のものが供給されるも旧型との併用状況があるなどしたうえ、オーバーテイクシステム使用の有無なども絡み、なかなか全車同一条件でのタイムアタック合戦とはいえない側面もあったなかではあるが、午後のセッションでは山本尚貴(#16 TEAM 無限/エンジンはホンダ)が終始、タイムペースをリードした。一時、昨季GP2王者のS.バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING/ホンダ)がトップに出る局面もあったが、最終的には山本が午前午後を通じて唯ひとりの12秒台となる1分12秒902を記録。午前最速で総合2番手のJ-P.デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL/トヨタ)をコンマ3秒ほど引き離している(オリベイラのタイムは1分13秒228)。
初日3番時計は2012&14年王者の中嶋一貴(#37 VANTELIN TEAM TOM'S/トヨタ)で1分13秒330。そして総合4位には初岡山のバンドーンが一貴に0.022秒差でつけた。ただ、バンドーンはF1マクラーレン・ホンダのリザーブドライバーでもあるため、バーレーンGPに向かわねばならず、岡山テストは初日のみの走行となる。SF参戦2年目の小林可夢偉(#8 SUNOCO Team LeMans/トヨタ)は初日総合8番手タイム。