米国の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)US(旧クライスラーグループ)のダッジブランドが、アルファロメオ『ジュリエッタ』の車台をベースに開発した『ダート』。同車が米国で、リコール(回収・無償修理)を行う。
これは、米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が明らかにしたもの。「ダッジブランドからダートに関するリコールの届け出を受けた」と発表している。
今回のリコールは、エンジンの不具合が原因。NHTSAによると、エンジンのトルク出力をモニターするパワートレイン制御モジュールに不具合があり、ドライバーの意図しないトルクによって、事故を起こすリスクが高まるという。
リコールの対象となるのは、2015-2016年モデルのダッジダート。エンジンは2.0リットルで、トランスミッションはMTの車両が、リコールに該当する。
FCA USは、対象車を保有する顧客に通知。販売店において、エンジン制御コンピュータのソフトウェアを更新するリコール作業を実施する。