【アウディ A4 新型】五感品質デザイン…ショルダーラインを凹ませた理由

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アウディ A4
  • アウディ A4
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  • アウディ A4
  • アウディ A4(撮影地;ブリストルヒルゴルフクラブ)
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フルモデルチェンジしたアウディ『A4』のハイライトのひとつは、研ぎ澄まされたデザインと五感に訴える品質であるという。

A4のボディサイズは、先代と比較し全高は10mm低く、全長、横幅はそれぞれ15mmサイズアップしワイドアンドローとし、よりダイナミックさを強調している。

そのデザインで特徴的なのは、「ヘッドライトからテールランプまで一直線に入るショルダーラインだ」とは、アウディジャパンマーケティング本部プロダクトマーケティングの田代友康氏の弁。アウディはこれまで、こういったキャラクターラインは指でつまんだような凸型のシャープなラインを特徴としていたが、今回は逆に凹ませてラインを通した。この結果、「陰影をもたせてダイナミックさをアピールするデザインとなっている」と田代氏。

フロントは、クラムシェルボンネットを採用。通常エンジンフードを開けると、その左右にはフェンダーの一部がいわば“糊代”のように残るが、A4は、フェンダーの上にエンジンフードが乗るようになっているので、「二枚貝のように開く」と述べる。

更に、デザインに関係のない接合時に発生する線なども極力排除された。その一例として田代氏は、「Aピラーの付け根のところに(接合するために)線が入る例が競合では多いが、我々は、フェンダーの中に入れてしまっているので余計な線が一切見えないようにしている」と説明。「お金がかかることだが、デザインを優先した結果で、プレミアムブランドとしてユーザーに長く乗ってもらいたいという思いから、余計な線を入れずに極力きれいに面を処理したのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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