フランスの自動車大手、シトロエンは2月22日、『C4カクタス・リップカール』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー16で初公開される。
同車は、『C4カクタス』をベースにした特別モデル。C4カクタスは2014年春、ジュネーブモーターショー14で発表。ボディサイズは、全長4160×全幅1730×全高1480mm。ホイールベース2600mm。欧州Cセグメントの小型ハッチバック車からの代替ニーズを満たすクロスオーバー車を狙う。
室内は、前席に「ワイドソファスタイル」と名付けたベンチシートを採用。助手席用前面エアバッグを世界で初めてルーフに内蔵することで、助手席側の室内のゆとりや収納スペースを拡大することに成功する。また、7インチのタッチスクリーンを標準装備。
また、特徴装備として注目したいのがエアバンプ。これは、素材の内部に空気カプセルを入れた弾力性に富む構造だ。C4カクタスの場合、ボディの前後とサイドに、エアバンプを装備。シトロエンによると、軽微な衝撃から、車体を保護する役割を果たすという。
ジュネーブモーターショー16で初公開されるC4カクタス・リップカールは、有名サーフブランドの「Rip Curl」とのパートナーシップで誕生した完全なアウトドア仕様の特別モデル。最適なトラクションとアウトドアイメージを高めるグリップコントロールも導入されている。