ルネサスエレクトロニクスは、13日に開幕したオートモーティブワールド2016で、クラウドによるデモカーのリアルタイム情報を活用した駐車場管理システムのデモンストレーションを行っている。このシステムは、クラウドで管理された駐車場と自動運転のためにサラウンドカメラおよび前後にレーザーセンサを搭載した車両で構成される。駐車場を管理するクラウドは、駐車状況や車両からのリアルタイム情報をインターネットを介して入手し、適切な場所に車両を誘導するようになっている。デモでは、クラウドから指定された駐車場所に、ショッピングカートなどクラウドが事前に認識していなかった障害物を車両側で検知し、その情報をもとにクラウドが改めて別の空きスペースを指定し誘導するといった自動駐車のシナリオを再現している。ルネサスエレクトロニクスの大橋常毅氏によると「自動駐車のデモをルネサスが行うのは今回が初めて。駐車場と車両側はそれぞれイーサネット通信を持ち実際にクラウドと接続することで連携するようになっている」という。
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