米国の自動車最大手、GMの欧州部門のオペルグループは12月7日、1-11月の欧州販売の結果を公表した。オペルと英国のボクスホールを合わせた総販売台数は、およそ100万台。前年同期比は4%増だった。
信用不安を抜け出した欧州では、オペルの市場シェアが拡大。1-11月の欧州での市場シェアは5.81%を確保している。11月単月では、およそ9800台を販売。市場シェアは、前年同月に対して0.5ポイント伸ばし、5.89%とした。
市場シェア拡大の要因は、小型車の好調。新型『アストラ』が11月、欧州で発売され、すでに6万5000台以上の受注を獲得。オペル史上、最高の初期受注台数となった。
市場別では、地元ドイツが好調。英国、イタリア、スペイン、フランス、ポーランド、デンマークでも、販売を伸ばす。
オペルのピーター・クリスティアン・カスペルト営業担当取締役は、「目標達成に向けて、足取りは順調。新商品の投入が、成果を生みつつある。『モカ』や『アダム』のようなモデルが好調」と述べている。