気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。2015年12月8日付 ●就活土日面接や留学枠、選考6月解禁、経団連指針、学生に配慮(読売・1面)●ロードスター「今年の1台」に(読売・10面)●東芝に課徴金73億円、利益水増し、過去最高、監視委勧告(産経・1面)●あかつき、金星探査に一歩、エンジン噴射、軌道へ再挑戦(産経・1面)●五輪エンブレム応募1万4599件(東京 ・1面)●エコカー減税見直し、燃費基準を厳格化(東京・7面)●インド、新幹線採用、首脳会談で合意へ、円借款1兆円(日経・1面)●旬の人時の人、MRJ初飛行をお膳立てした三菱航空機社長、森本浩通氏(日経・2面)●VW、韓国販売66%増、11月値引きや自社買い取り(日経・9面)●ドローン学校発進、安全な操縦民間が資格講座(日経・39面)ひとくちコメント「今年の1台」(読売、産経)とか「2015年の『顔』は」(日経)とのタイトルを付けて取り上げたメディアもある。「2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー」に、マツダの2人乗りオープンスポーツカーの新型『ロードスター』が選ばれた。自動車評論家などで組織する日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会が投票で決めたもので、マツダの受賞は昨年の小型車『デミオ』に続き、2年連続だそうだ。きょうの各紙がソウルレッドの新型ロードスターとVサインのポーズで「笑顔」の開発担当者らの受賞風景写真とともに、経済面などで大きく報じている。それによると、受賞した4代目のロードスターは10年ぶりに全面改良して登場。受賞理由については「『明確なコンセプトを持ち、作り手の熱い情熱を感じさせる』などと評価された」(朝日)。日経は「1トンを切る軽量化に成功した車体や個性的なデザイン、独自の環境技術『スカイアクティブ』などが評価された」などと取り上げている。 2位にはホンダの軽自動車のスポーツカー「S660」。ロードスターとは「41点差の接戦となった」(産経)そうで、読売は「『S660』は、ホンダが19年ぶりに発売した軽のオープンスポーツカー。開発責任者が当時26歳と若いことも話題を呼んだ」と伝えている。さらに、読売は「近年は若者のクルマ離れが進み、スポーツカーは低迷していた。それでも、走りを追求する原点に返った両社の意欲が評価された」とも報じていた。振り返れば、今年は東京モーターショーが開かれたにもかかわらず、新型車の話題が少なかったようにも見受けられた。「今年の1台」とは、居並ぶ新車の中で選ばれた「1台」というよりも、話題を呼んだのはこの「1台」しか見当たらなかったとも解釈できる。カー・オブ・ザ・イヤーの選考過程からみても、クルマ離れは若者ばかりではなく、エコカーよりもかつて走りを追求してきた中高年層にもひたひたと忍び寄っているような気がしてならない。
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